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新規上場会社情報 | 日本取引所グループ

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Academic year: 2018

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(1)

 

新規上場申請のための有価証券報告書

(Ⅰの部)

 

株式会社マネーフォワード

   

(2)

4.関係会社の状況 ……… 12

5.従業員の状況 ……… 12

第2 事業の状況 ……… 13

1.業績等の概要 ……… 13

2.生産、受注及び販売の状況 ……… 15

3.対処すべき課題 ……… 16

4.事業等のリスク ……… 18

5.経営上の重要な契約等 ……… 24

6.研究開発活動 ……… 24

7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 25

第3 設備の状況 ……… 27

1.設備投資等の概要 ……… 27

2.主要な設備の状況 ……… 27

3.設備の新設、除却等の計画 ……… 27

第4 提出会社の状況 ……… 28

1.株式等の状況 ……… 28

2.自己株式の取得等の状況 ……… 59

3.配当政策 ……… 60

4.株価の推移 ……… 60

5.役員の状況 ……… 61

6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 64

第5 経理の状況 ……… 70

1.連結財務諸表等 ……… 71

(1)四半期連結財務諸表 ……… 71

(2)その他 ……… 80

2.財務諸表等 ……… 81

(1)財務諸表 ……… 81

(2)主な資産及び負債の内容 ……… 112

(3)その他 ……… 113

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 114

第7 提出会社の参考情報 ……… 115

1.提出会社の親会社等の情報 ……… 115

2.その他の参考情報 ……… 115

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 116

第三部 特別情報 ……… 117

第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 117  

(3)

 

  頁

第四部 株式公開情報 ……… 118

第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 118

第2 第三者割当等の概況 ……… 120

1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 120

2.取得者の概況 ……… 125

3.取得者の株式等の移動状況 ……… 139

第3 株主の状況 ……… 142

[監査報告書]  

 

(4)

【本店の所在の場所】 東京都港区芝五丁目33番1号 森永プラザビル本館17階

【電話番号】 03-6453-9160(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役執行役員CFO 金坂 直哉

【最寄りの連絡場所】 東京都港区芝五丁目33番1号 森永プラザビル本館17階

【電話番号】 03-6453-9160(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役執行役員CFO 金坂 直哉  

(5)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

回次 第1期 第2期 第3期 第4期 第5期

決算年月 平成24年11月 平成25年11月 平成26年11月 平成27年11月 平成28年11月 売上高 (千円) - 3,550 76,133 441,700 1,542,178 経常損失(△) (千円) △8,031 △106,903 △548,389 △1,133,819 △882,592 当期純損失(△) (千円) △8,121 △107,169 △549,683 △1,142,110 △888,972 持分法を適用した場合の投資利

(千円) - - - - -

資本金 (千円) 20,000 331,722 359,222 1,880,986 2,290,990 発行済株式総数

(株)

         

普通株式 2,000 4,281 4,281 428,100 428,100

甲種類株式 - 640 640 64,000 64,000

乙種類株式 - 1,000 1,110 111,000 111,000

丙種類株式 - - - 120,400 120,400

丁種類株式 - - - 75,418 75,418

戊種類株式 - - - - 34,167

純資産額 (千円) 11,878 528,153 33,469 1,946,401 1,886,842 総資産額 (千円) 13,805 542,625 152,996 2,512,848 3,091,105 1株当たり純資産額 (円) 5,939.15 1,241.96 △44.96 △105.42 △154.45 1株当たり配当額

(円)

- - - - -

(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純損失金額

(△)

(円) △5,223.12 △23,985.24 △45.69 △78.07 △55.19 潜在株式調整後1株当たり

当期純利益金額

(円) - - - - -

自己資本比率 (%) 86.0 97.3 21.9 77.0 60.4

自己資本利益率 (%) - - - - -

株価収益率 (倍) - - - - -

配当性向 (%) - - - - -

営業活動による キャッシュ・フロー

(千円) - - △466,508 △1,023,355 △717,563 投資活動による

キャッシュ・フロー

(千円) - - △13,844 △93,287 △59,513 財務活動による

キャッシュ・フロー

(千円) - - 54,821 3,298,285 1,172,389 現金及び現金同等物の期末残高 (千円) - - 106,085 2,287,728 2,683,041 従業員数

(人)

0 10 47 93 162

(外、平均臨時雇用者数) (1) (1) (5) (14) (34)

(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記 載しておりません。

2.売上高には消費税等は含まれておりません。

(6)

10.当社は、種類株式を発行しておりますが、その株式の内容より「普通株式と同等の株式」として取り扱って いることから、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額(△)の算定における期末株式数及び期 中平均株式数には種類株式を含めております。

11.第2期から第5期の1株当たり純資産額の算定に当たっては、種類株式に対する残余財産分配額を控除して 算定しております。

12.定款に基づき甲種類株式、乙種類株式、丙種類株式、丁種類株式及び戊種類株式の取得条項を行使したこと により、平成29年6月23日付で甲種類株式64,000株、乙種類株式111,000株、丙種類株式120,400株、丁種類 株式75,418株及び戊種類株式34,167株を自己株式として取得し、その対価として普通株式をそれぞれ64,000 株、111,000株、120,400株、75,418株、34,167株交付しております。また、同日付で自己株式として保有す る甲種類株式、乙種類株式、丙種類株式、丁種類株式及び戊種類株式をすべて消却しております。 13.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は( )

内に年間の平均雇用人員を外数で記載しております。

14.第3期から第5期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38 年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6 項の規定に基づき、有限責任監査法人トーマツによる監査を受けております。

なお、第1期及び第2期については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき算出し た各数値を記載しております。また、当該数値については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規 程」第211条第6項の規定に基づく有限責任監査法人トーマツの監査を受けておりません。

15.当社は、平成26年12月15日付で株式1株につき100株の割合で、平成29年6月24日付で普通株式1株につき 20株の割合で株式分割を行っておりますが、第3期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場 合の1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額(△)を算出しております。また、東京証券取引所 自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告 書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第1期の 期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以 下のとおりとなります。

なお、第1期及び第2期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、有限責任監査 法人トーマツの監査を受けておりません。

 

  第1期 第2期 第3期 第4期 第5期

  平成24年11月 平成25年11月 平成26年11月 平成27年11月 平成28年11月 1株当たり純資産額 (円) 2.97 0.62 △44.96 △105.42 △154.45 1株当たり当期純損失金額(△) (円) △2.61 △11.99 △45.69 △78.07 △55.19 潜在株式調整後1株当たり当期純利

益金額

(円) - - - - -

1株当たり配当額

(円)

- - - - -

(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-)  

- 2 -

(7)

2【沿革】

年月 事項

平成24年5月 東京都新宿区高田馬場においてマネーブック株式会社設立 平成24年12月 株式会社マネーフォワードに商号変更

自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』リリース 平成25年3月 東京都渋谷区恵比寿に本社移転

平成25年11月 平成25年12月

『マネーフォワード For BUSINESS』(現『MFクラウド会計・確定申告』)リリース お金のウェブメディア『マネトク』(現くらしの経済メディア『MONEY PLUS』)リリース 平成26年2月 東京都港区三田に本社移転

平成26年5月 『MFクラウド請求書』リリース 平成27年3月 『MFクラウド給与』リリース

平成27年4月 『MFクラウド請求書』に新機能「自動入金消込機能」(現『MFクラウド消込』)リリース 平成27年5月 東京都港区芝に本社移転

平成27年8月 Fintech(注1)に関する調査・分析を行うマネーフォワードFintech研究所を設立   『MFクラウドマイナンバー』リリース

平成27年10月 株式会社NTTデータと「Open Bank API」(注2)(注3)の共同検討開始

平成27年11月 金融機関利用者向け『マネーフォワード』(マネーフォワードfor◯◯)リリース 平成28年1月 『MFクラウド経費』リリース

平成28年6月 「MFクラウド地方創生プロジェクト」を始動

平成28年9月 中小企業のITツールの活用を促進する一般社団法人Business IT推進協会を設立 平成28年12月

平成29年1月 平成29年3月 平成29年4月

100%子会社として、株式会社 MF Alpha Lab(現・連結子会社)を設立

『MFクラウドファイナンス』に商品掲載開始

100%子会社として、MF KESSAI株式会社(現・連結子会社)を設立 100%子会社として、MF HOSH0株式会社(現・連結子会社)を設立

(注1)Fintech

FinanceとTechnologyを組み合わせた概念で、金融領域におけるテクノロジーを活用したイノベーションの総 称をいいます。

(注2)Open Bank API

当社が推進しております、銀行が保有している顧客の資産残高情報や入出金履歴情報を、銀行と顧客の同意の 元に銀行外のサービスで利用できるようにする仕組の総称をいいます。

(注3)API

「Application Programming Interface」の略称となります。具体的には、異なるサービスをAPIで連携するこ とで、ユーザーの承諾のもとサービス間でのユーザーデータの共有が可能になり、ユーザーが特定のサービス で有する自身のデータを他サービスで利用することが可能になります。

 

(8)

 

当社グループは、創業以来、常にユーザーと向き合い、ユーザーの課題解決を目指すイノベーティブなサービスづ くりに取り組んでまいりました。また、社会に約束する行動指針(MF Value)として、以下の「User Focus」

「Technology Driven」「Fairness」の三つを掲げております。  

User Focus

私たちは、いかなる制約があったとしても、常にユーザーを見つめ続け、本質的な課題を理解し、ユーザーの想 像を超えたソリューションを提供します。

Technology Driven

私たちは、テクノロジーこそが世界を大きく変えることができると信じています。テクノロジーを追求し、それ をサービスとして社会へ提供していくことで、イノベーションを起こし続けます。

Fairness

私たちは、ユーザー、社員、株主、社会などのすべてのステークホルダーに対してフェアであること、オープン であることを誓います。

 

上記の行動指針でも示しているとおり、当社グループは、「ユーザー中心主義」に基づき、テクノロジーによって 世の中の非効率を解消するとともに、優れたユーザー体験を提供することで、お金や経営に関する自律的な意思決定 を支援し、ユーザーの人生や経営を少しでも前向きに進めるために貢献することを目指しております。

 

当社グループを取り巻く事業環境としては、1世帯当たり平均所得金額が平成6年をピークに緩やかに下降(厚生 労働省発表の平成26年版「国民生活基礎調査の概況」による)している一方、消費者物価指数は政策的な背景もあり 総務省統計局から平成29年4月28日に公表された「2015年基準 消費者物価指数 全国 平成28年度(2016年度)平 均」では、近年緩やかに上昇し始めております。さらには、確定拠出年金制度、NISA導入、GPIF改革といった諸政策 の後押しもあり、個人の金融資産に対する自己責任での管理・運用への意識は着実に高まりつつあると認識しており ます。

 

一方で、企業活動に目を向けると、国内の人口減少、特に生産年齢人口の減少という構造的なトレンドが避けられ ない中、今後ますます労働力確保が難しくなってくることが見込まれております。そういった状況の中で、特に日本 の経済活動を支える中小企業の生産性向上、具体的にはバックオフィス業務の省力化は急務の課題と認識しておりま す。

 

このような環境の下、当社グループは、平成24年12月に自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』の提 供を開始いたしました。さらに、『マネーフォワード』の開発で培ったアカウントアグリゲーション(注2)技術を 活用し、平成25年11月には、『マネーフォワード For BUSINESS』(現『MFクラウド会計・確定申告』)のサービス 提供を開始し、以降MFクラウドシリーズのラインアップを順次拡充して、個人のお金のプラットフォームサービス事 業に加え、企業のバックオフィス向けのプラットフォームサービス事業を確立するに至っております。

 

当社グループが提供するPFMサービス、MFクラウドサービスの2つのサービス領域は、昨今において「Fintech市場

(注3)」と呼ばれており、矢野経済研究所「2017FinTech市場の実態と展望」によれば、国内Fintech市場規模は年 率約60%で成長し、2015年度の48億円から2021年度には808億円に達すると見込まれております。

 

- 4 -

(9)

また、平成29年6月9日に閣議決定された「未来投資戦略2017」では、「Society5.0として目指すべき戦略分野」 のひとつにFintechが掲げられました。また経済産業省によって平成29年5月に発表された「FinTechビジョン」に代 表されるような金融庁や経済産業省におけるFintech市場に関連した政策の推進、各金融機関・大手システムインテ グレーターのFintechに対応する動きの活発化、Fintech企業における大型の資金調達事例の増加など、今後も大きな 成長が見込まれる市場として注目を集めております。第4次産業革命とよばれる背景の中、Fintechは社会課題の解 決並びに、新たな需要の創出と生産性革命を実現する可能性がある成長のフロンティアとして大きく期待されており ます。当社は、経済産業省、金融庁、全国銀行業協会、新経済連盟などが開催するFintechに関連する様々な会合や 委員会に参画し、Fintech業界の拡大への貢献に努めております。

 

MFクラウドサービスにおいては、上記の「FinTechビジョン」においても、国として中小企業のバックオフィス業 務のクラウド化による生産性の向上を推進していくことが明記され、また、「バックオフィス業務等のクラウド化 率」を政策指標(KGI: Key Goal Indicator)とすることが発表されるなど、中小企業の生産性向上において、クラ ウドの利用は加速していくと想定されております。

SaaS(注4)市場はこれまで大きな成長を果たしてきておりますが、今後も引き続き成長が見込まれる市場として 注目を集めております。2017年7月に公表された株式会社富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2017年版」 によれば、MFクラウドシリーズが属する業務システム系ソフトウエア市場、情報分析系ソフトウエア市場の市場規模 は合計で2016年において3,196億円に達しておりますが、2021年には4,232億円に達するものと見込まれております。 また、当該市場においてSaaSが占める比率は2016年の14%から2021年には23%まで拡大するものと見込まれておりま す。

 

当社グループは、個人、法人いずれのユーザーに対しても、お金の課題を解決するため、金融リテラシーの向上、 生産性の向上をサポートすべく、積極的な啓蒙活動を行っており、結果としてFintech市場拡大の促進に努めており ます。具体的には、個人向けのお金に関するセミナー「お金のEXPO」の開催、クラウド化が進む中小企業経営や Fintechによる変革を紹介・推進する「MFクラウドExpo」の開催、中小企業のITツールの活用を促進する一般社団法 人Business IT推進協会の設立・運営、地方自治体や商工会議所と共同で中小企業の活性化を通じた地域の雇用創出 や人口流入を目指す「MFクラウド地方創生プロジェクト」の立案・推進、学校法人向けの金融リテラシー向上プロジ ェクト「18歳からのマネーフォワード」等に取り組んでおります。

 

また、当社グループは、エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャー、カスタマーサポート、営業等が一体 となって機能開発・UI/UXの改善を継続的かつ迅速に繰り返し、優れたユーザー体験を提供することを最重視してお ります。他サービスとの差別化を実現するコアテクノロジーとして、金融機関とのAPI連携(注5)並びに「アカウ ントアグリゲーション」技術、家計簿の自動分類や会計帳簿の勘定科目提案機能等に利用される、ビッグデータを自 律的にユーザーに応じて最適な形で整理・分類する人工知能による機械学習技術、サービスの安全な運営を可能にす るセキュリティ技術の開発に努めております。

 

これらの結果、自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』は利用者数500万人(平成29年7月末現在)に 達しており、MFクラウドシリーズではサービス利用を顧問先に促進するMFクラウド公認メンバー(注6)数が2,400 (平成29年7月末現在)に至るまで成長しております。いずれの領域においても複数の競合企業が存在しております が、当社グループは両領域における主要なプレイヤーとして、着実な成長を遂げております。

 

また、地域展開といたしましては、東京本社に加え、現在札幌、仙台、名古屋、京都、大阪、福岡と6つの支店を 展開し、全国的なネットワークを構築しておりますが、これに加え、全国の金融機関、各種サービス提供事業者、会 計事務所、地方自治体、商工会議所等の多様な事業パートナーとのアライアンスも広範囲で提携を進めており、Win- Winとなる協業を全国的に加速させていく所存です。

 

(10)

に関する情報を一元管理することが可能になります。さらには、お金の動きをアラートしてくれる「MY通知」や、家 計資産サポート、家計診断機能により、理想の家計や支出バランスを追求することが可能となります。また、お金に 関する有用な情報を提供するくらしの経済メディア『MONEY PLUS』も提供しており、「お金」にまつわる情報の提供 からデータの管理までを一気通貫で提供しております。

 

当社が平成29年2月に実施したアンケート調査結果によれば、利用者の約半数が収支改善を実感しており、収支改 善を実感している利用者によれば、月あたり19,090円の収支改善を実感しております(注7)。また、『マネーフォ ワード』の利用による、お金に関する行動や意識の変化(注8)、キャッシュレス生活へのシフト(注9)といった 効果が利用者に生じております。

 

『マネーフォワード』は、お金に関するスマートフォンアプリを軸とした自動家計簿・資産管理サービスとして国 内最大規模の500万人の利用者を有し(平成29年7月末現在)、楽天リサーチ株式会社が平成29年3月に実施した家 計簿アプリ利用率調査(注10)によれば、市場シェアは第1位の28.5%と、第2位の14.3%を大きく引き離しており ます。PFMサービスは、国内1,800兆円と言われる巨大な個人資産が運用、相続、不動産、保険等のかたちで今後大き く動いていくうえでの出発点になると考えられ、当社グループは金融機関や会計事務所等の様々なパートナーと連携 することで、『マネーフォワード』の顧客基盤を活用した、お金に関する課題を解決するソリューションの提供も行 っていく予定です。

 

『マネーフォワード』は、いわゆるフリーミアムモデル型(注11)のサービスであり、ユーザーは複数の口座残高 の一括管理や、取引履歴を食費や光熱費などのカテゴリに自動で分類・グラフ化を行うなどの基本的な機能を無料で 使うことができます。その上で、プレミアムユーザーとして月額約500円の有料課金を行うと、詳細分析機能、金融 関連サービス11件以上の連携、1年以上前の過去データの蓄積機能、将来シミュレーション機能、家計診断による節 約ポイントの把握などの上位機能の利用が可能となります。

収益構造としましては、前述のプレミアムユーザーへの有料課金に加え、当社グループが運営するくらしの経済メ ディア『MONEY PLUS』と連携した広告の販売、金融機関や事業会社等を顧客とするBtoBtoC事業等を収益の中心とし ております。

 

BtoBtoC事業としては、アカウントアグリゲーションを活用した『マネーフォワード』API利用料の課金(現在では ヤフー株式会社、関西電力株式会社等に提供)、『マネーフォワード』を基礎とした家計簿サービスの提供(ソース ネクスト株式会社との連携)によりスゴ得(株式会社NTTドコモが提供)、auスマートパス(KDDI株式会社が提供)、 App Pass(ソフトバンク株式会社が提供)等にコンテンツを提供しております。また、平成27年11月から金融機関利 用者向けの自動家計簿・資産管理サービスとしてスマートフォンアプリの提供を開始しており、第一弾として住信 SBIネット銀行株式会社との共同開発により『マネーフォワードfor住信SBIネット銀行』を提供し、平成28年2月に 株式会社山口フィナンシャルグループと『マネーフォワードforYMFG』を提供しております。それ以降、累計12の金 融機関と共同でサービスの提供を開始し、今後も拡大を予定しております。また、平成29年5月からは、「通帳の記 帳が面倒」、「アプリで簡単に取引を確認したい」といったニーズをお持ちの金融機関利用者向けに通帳アプリ『か んたん通帳』を提供開始しております。以上より、PFMサービスにおける収入を整理すると下記のようになります。

- 6 -

(11)

(単位:千円)

サービス 収入 概要

第2四半期連結累計期間 (自 平成28年12月1日

平成29年5月31日)

PFM

プレミアム課金収入

■ 自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワー ド』におけるプレミアム会員に対する月額課金モデル

237,586

メディア/広告収入

■ 『マネーフォワード』、くらしの経済メディア

『MONEY PLUS』内における広告出稿に伴う広告掲載料

144,717

■ 『マネーフォワード』会員向けのイベント/セミナ ーの開催に伴う運営収入

BtoBtoC事業収入

■ 『マネーフォワードfor◯◯』の開発に伴う初期開発 料及び保守・運用料

190,822

■ 通帳アプリ等金融機関向けFintechサービスの開発

■ アカウントアグリゲーションAPIの提供に伴う初期開 発料及び保守・運用料

 

<MFクラウドサービス>

MFクラウドシリーズは、テクノロジーの力を活用して中小企業の経営及びバックオフィス業務を大幅に効率化、さ らに経営状況をリアルタイムで把握することにより、経営PDCAサイクルを加速化し、経営状況を改善することを目的 に提供されているクラウド型ERP(注12)のサービスプラットフォームです。クラウドコンピューティングの普及を 背景に、SaaSとして、企業の経営情報の見える化、バックオフィス業務の生産性向上、さらには金融機関とのシーム レスなデータ連携による融資手続の簡略化等のサービスを提供しております。上述のようにSaaS市場は、今後も大き な成長が見込まれる市場として注目を集めており、当該市場において当社グループは広くサービスを提供しておりま す。

 

当社グループは、平成25年11月に『マネーフォワード For BUSINESS 』(現『MFクラウド会計・確定申告』)の提 供を開始いたしました。その後、ユーザーのニーズを踏まえて企業のバックオフィス業務を大幅に改善するための新 たなサービスを提供するため事業領域を拡大し、現在では『MFクラウド請求書』『MFクラウド給与』『MFクラウド消 込』『MFクラウドマイナンバー』『MFクラウド経費』を含め、サービス間のシームレスなデータ連携を実現すること で、包括的な法人・個人事業主向けクラウド型ERPのサービスプラットフォームを提供しており、法人・個人事業主 における大幅な生産性の向上の実現を目指しております。

また、平成29年3月に、100%子会社としてMF KESSAI株式会社を設立し、平成29年6月より請求回収代行サービス

『MF KESSAI』の提供を開始いたしました。『MF KESSAI』は、事業者の請求書の発行から入金回収までを代行のう え、入金を保証することで、バックオフィス業務の効率化、資金繰りに関する不安の解消、さらには取引先の与信判 断を委託することによる販売機会の拡大を可能にすることを目的としたサービスです。事業者が販売データを登録す るだけで、請求事務に関する一切の業務から解放され、安心して販売拡大を実現することができることを目指して提 供されております。

 

市場シェアとしても、当社は平成25年12月にPFMサービスのノウハウを活用してクラウドサービス市場に参入いた しましたが、サービス開始から3年強で、会計事務所向けクラウド会計ソフト市場においては顧問先に導入済または 導入予定のクラウド会計ソフト(顧問先数)についてのアンケート結果において58.8%と国内第1位の座を占めてお り(注13)、個人事業主向けクラウド確定申告市場においては国内第2位の20%の市場シェア(注14)を有しており ます。当社が『MFクラウド会計・確定申告』を利用する法人・個人事業主に対して実施したアンケート調査結果(注 15)によれば、9割以上の利用者が『MFクラウド会計・確定申告』を引き続き使いたいと回答しております。

 

当社グループは、自社サービスの提供に加え、あらゆるクラウドサービスとAPIで連携していくことで、ユーザー 体験の向上を図っております。当社グループが平成29年4月に発表した労務領域におけるコンセプト「Connected HR」は、提供するクラウド給与計算ソフト『MFクラウド給与』のAPIを公開することで、他社が提供する勤怠管理ソ フト、労務管理ソフトとのシームレスなデータ連携を可能にし、『MFクラウド給与』とAPI連携されたサービスを同 時利用するユーザーの利便性を高めることを目的としたものです。既に『MFクラウド請求書』においてもAPIを公開 しておりますが、今後は更に他サービスとのAPI連携を加速し、Open & Connectなデータ連携(注16)を実現するこ とで、ユーザーの生産性向上をサポートしてまいります。

   

(12)

(単位:千円)

サービス 収入 概要

第2四半期連結累計期間 (自 平成28年12月1日 平成29年5月31日)

MFクラウド

MFクラウドシリーズ 販売収入

■ 『MFクラウド会計・確定申告』『MFクラウド請求 書』『MFクラウド給与』『MFクラウドマイナンバー』

『MFクラウド経費』『MF KESSAI』等のMFクラウドシ リーズの会計事務所、事業会社等への販売

538,318

■ ウェブサイト、自社営業人員、量販店、代理店等の チャネルを通じての販売

アライアンス事業収入

■ 不動産、運輸、電力等の、自社顧客向けにクラウド サービスを提供する他業種へのMFクラウドシリーズの

OEMまたは代理提供 88,403

■ 資金調達サービス『MFクラウドファイナンス』の運 営

上記のとおり、当社グループの事業は、有料ユーザーからの月額利用料が主な収入源となっており、有料ユーザー 数の増大を図ることで売上高が継続的かつ安定的に拡大していくいわゆるストック型のビジネスモデルが中心になっ ております。

 

以上記載の通り、BtoC、BtoBいずれにおいてもユーザー基盤を有し、国内トップクラスのシェアを誇る当社グルー プのポジショニングは非常にユニークであり、個人・法人双方のユーザーのお金に関するデータプラットフォームと なっております。これからは個人や中小企業・個人事業主が自ら保有するデータとAIを活用することで、既存の事業 領域にとらわれることなく、ユーザー中心主義に基づき、ユーザーのお金に関する最善の意思決定や経営判断が可能 になる利便性の高いサービスの開発に努めてまいります。

 

(注1)PFM

「Personal Financial Management」の略称であり、個人の金融資産管理、家計管理をサポートするサービス をいいます。

(注2)アカウントアグリゲーション

ユーザーが保有する、銀行、証券、クレジットカードなど複数の金融機関の口座の残高や入出金履歴といった 情報を取得・集約する技術をいいます。

(注3)Fintech市場

矢野経済研究所「2017FinTech市場の実態と展望」によれば、国内のFintech市場は融資(ソーシャルレンディ ング)、クラウドファンディング、投資・運用サービス、ペイメント・決済、ブロックチェーン、企業会計、 家計簿・経費精算アプリ、金融機関向けセキュリティサービスの8つの領域を含みます。市場規模は、金融機 関やSIer(システムインテグレーター)を含まない、FinTechベンチャー企業の売上高ベースで算出されてい ます。

(注4)SaaS

「Software as a Service」の略称であり、サービス提供者がソフトウエア・アプリケーションの機能をクラ ウド上で提供し、ネットワーク経由で利用する形態を指します。一般的に初期導入コストを低く抑えた月額課 金のビジネスモデルとなります。

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(13)

(注5)金融機関とのAPI連携

当社は、金融機関によるAPI連携開始の第一弾パートナーとして選ばれており、2017年7月31日現在における連 携先は下表のとおりとなります。なお、参照系APIは、金融機関の残高や入出金履歴などを外部サービス内で 閲覧できるAPIをいい、更新系APIは、外部サービス内から振込などの更新を可能とするAPIをいいます。

開始時期 個人口座/法人口座別 金融機関名 API種別

平成28年3月 個人・法人 住信SBIネット銀行株式会社 参照系

平成28年4月 個人 株式会社静岡銀行 参照系

平成28年6月 個人 株式会社群馬銀行 参照系

平成28年10月 法人 株式会社みずほ銀行 参照系

平成29年1月 法人 株式会社セブン銀行 参照系

平成29年2月 個人・法人 株式会社愛知銀行 参照系 平成29年3月 法人 住信SBIネット銀行株式会社 更新系

平成29年3月 法人 株式会社みずほ銀行 更新系

平成29年3月 法人 株式会社三井住友銀行 参照系・更新系

平成29年4月 法人 株式会社みなと銀行 参照系

平成29年7月 個人 株式会社三井住友銀行 参照系

(注6)MFクラウド公認メンバー

当社グループのクラウドサービスを熟知している、または今後その意向を有している会計事務所・社会保険労 務士事務所向け制度。具体的には、新規顧問先の開拓支援、公認メンバー向け料金プランの提供、専用コール センターの提供などを行います。

(注7)調査の概要について

当社が平成29年2月に実施したアンケートにおいて、家計改善したと回答した利用者 1,175 名の収支改善を 実感した金額(月あたり)の平均値となります。

(注8)お金に関する行動や意識の変化に関する調査の概要について

当社が平成29年2月に実施したアンケートにおいて、『マネーフォワード』を利用して意識や行動に変化があ ったと回答した利用者 1,415 名のうち、55%が「お金の勉強や情報収集をするようになった」、45%が「ラ イフプランを考えた」、21%が「資産運用をはじめた」と回答しております。

(注9)キャッシュレス生活へのシフトに関する調査の概要について

当社が平成29年2月に実施したアンケートにおいて、『マネーフォワード』を利用して意識や行動に変化があ ったと回答した利用者 1,415 名のうち、49%が「クレジットカードを利用する回数が増えた」、34%が「電 子マネーの利用が増えた」、31%が「インターネットバンキングを活用するようになった」と回答しておりま す。

(注10)調査の概要について

調査は平成29年3月23日~27日にかけて、20~60代家計簿アプリ利用者685名を対象に行っております。

(注11)フリーミアムモデル型

基本的なサービスはすべて無料で提供し、一部の機能を有料で提供するビジネスモデルをいいます。

(注12)ERP

「Enterprise Resources Planning」の略称であり、情報の一元管理による企業経営の最適化・効率化を担 う、基幹系情報システムを指します。

(注13)調査の概要について

調査は、株式会社実務経営サービスが平成29年4月28日~5月5日にかけて全国の会計事務所1万社を対象に 実施したクラウド会計ソフトの導入状況に関するアンケート調査によっております。

(注14)調査の概要について

調査は、株式会社MM総研が平成29年3月21日~27日にかけて平成28年分の確定申告を予定している個人事業主 17,420事業者を対象に実施した「クラウド会計ソフトの利用状況調査」によっております。

(注15)『MFクラウド会計・確定申告』の利用者に対する調査の概要について

調査は、平成29年7月に当社が『MFクラウド会計』を利用している企業186社、『MFクラウド確定申告』を利 用している個人事業主534件に実施しております。

『MFクラウド会計』を利用している企業に対するアンケート結果は以下のとおりとなっております。

・『MFクラウド会計』を引き続き使いたいかという質問に対し、91%が肯定的な回答(46%が「とても思 う」、45%が「ややそう思う」)

・『MFクラウド会計』に満足いただいているかという質問に対し、82%が肯定的な回答(24%が「とても満足 している」、59%が「やや満足している」)

・『MFクラウド会計』を利用して経営改善を実感しているかという質問に対し、65%が肯定的な回答(16%が

(14)

ービスとのシームレスなデータ連携をOpen & Connectなデータ連携と定義し、その実現による業務の圧倒的な 効率化を目指しております。

 

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(15)

[事業系統図]

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 

(16)

株式会社MF Alpha Lab 東京都港区 25

金融・資本・証券市場等 に関する調査及び研究

100.0

役員の兼任

管理業務の業務受託

MF KESSAI株式会社 東京都千代田区 25 請求代行、売掛金回収 100.0

役員の兼任 事業所の賃貸借 管理業務の業務受託

MF HOSHO株式会社 東京都千代田区 5 債務の保証、引受

100.0

(100.0)

役員の兼任

管理業務の業務受託

(注)議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。  

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

平成29年7月31日現在

セグメントの名称 従業員数(人)

プラットフォームサービス事業 212(40)

合計 212(40)

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近 1年間の平均雇用人員を( )外数で記載しております。

2.当社グループはプラットフォームサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略し ております。

 

(2)提出会社の状況

平成29年7月31日現在  

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)

212(40) 32.4 1.4 6,126,010

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近 1年間の平均雇用人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社グループはプラットフォームサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略し ております。

4.最近1年間において、従業員数が72名増加しております。これは主に事業の拡大に伴う採用の増加によるも のであります。

 

(3)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。  

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(17)

第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

第5期事業年度(自 平成27年12月1日 至 平成28年11月30日)

当事業年度におけるわが国経済は、企業収益の回復や雇用・所得環境の改善傾向が継続するなど、政府による各 種経済政策の効果を背景に緩やかな回復基調で推移いたしました。

当社グループが属する国内のFintech市場におきましては、金融庁や経済産業省におけるFintech市場に関連した 政策検討の開始、各金融機関・大手システムインテグレーターによる動きの活発化、さらには、Fintech市場にお ける大型の資金調達事例が増加するなど、今後も成長が見込まれる市場として注目を集めております。

矢野経済研究所「2017FinTech市場の実態と展望」によれば、国内Fintech市場規模は年率約60%で成長し、2015 年度の48億円から2021年度には808億円に達すると見込まれております。

また、クラウドサービスへの理解や、スマートフォン・タブレット端末の活用が進展を見せ、新しい形態・領域 に対するITサービスの浸透が進んでまいりました。

このような環境において、『マネーフォワード』では、金融関連サービスとの連携数の増加や、利用者が口座を 有する金融機関に関する情報をアプリ内で容易に確認できる『マネーフォワードオフィシャルアカウント』等の新 機能のリリース(平成28年11月末現在、30以上の金融機関が導入)など、ユーザビリティの向上に注力した結果、 利用者数は平成28年11月末時点で400万人を突破しております。

一方で、MFクラウドシリーズにおいても、対応する金融関連サービスの増加や、給与計算・マイナンバー管理等 の各種業務に対応した機能の拡充に注力するとともに、全国への支店開設による会計事務所への営業強化、テレビ CM等のプロモーション施策の展開による認知度向上に努めております。

さらに、将来を見据え、組織体制の強化のための人材採用や、プロモーション実施による広告宣伝等の先行投資 を積極的に実施致しました。

以上の結果、当事業年度の業績は、売上高1,542,178千円(前事業年度比249.1%増)、営業損失876,538千円

(前事業年度は営業損失1,120,330千円)、経常損失882,592千円(前事業年度は経常損失1,133,819千円)、当期 純損失888,972千円(前事業年度は当期純損失1,142,110千円)となりました。

 

第6期第2四半期連結累計期間(自 平成28年12月1日 至 平成29年5月31日)

当 第2 四半 期連 結 累計 期間 にお け るわ が 国 経済は 、企 業 収益 の回 復や 雇用 ・ 所 得 環境の改 善傾 向が 継続 する な ど、政府による各種経済政策の効果を背景に緩やかな回復基調で推移致しました。

当社グループが属する国内のFintech市場におきましては、金融庁や経済産業省を中心とした、銀行法の改正、 仮想通貨法の成立、電子帳簿保存法の改正・施行など、Fintechベンチャー企業を支援する法環境の整備、各金融 機関・大手システムインテグレーターによる動きの活発化、さらには、Fintech市場における大型の資金調達事例 が増加するなど、今後も成長が見込まれる市場として注目を集めております。

矢野経済研究所「2017FinTech市場の実態と展望」によれば、国内Fintech市場規模は2015年度の48億円から2021 年度には808億円に達すると見込まれております。

またクラウドサービスへの理解や、スマートフォン・タブレット端末の活用が進展を見せ、新しい形態・領域に 対するITサービスの浸透が進んでまいりました。

このような環境において、『マネーフォワード』では、金融関連サービスとのAPI連携の増加など引き続きユー ザビリティの向上に注力するとともに、平成28年12月からTVCMを含めたプロモーション実施致した結果、利用者数 は平成29年5月末現在で500万人を突破しております。

一方で、MFクラウドシリーズにおいても、対応する金融関連サービスの増加や、法人向けインターネットバンキ ングとのAPI連携、給与計算・経費精算などの各種業務に対応した機能の拡充に注力するとともに、全国への支店 開設による会計事務所への営業強化などに努めた結果、MFクラウド公認メンバーが2,400(平成29年7月末現在)に 至るまで成長しております。

さらに、将来を見据え、組織体制の強化のための人材採用や、プロモーション実施による広告宣伝等の先行投資 を積極的に実施致しました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の当社グループの業績は、売上高1,202,827千円、営業損失675,639千 円、経常損失679,453千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は683,328千円となっております。

 

(18)

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における投資活動の結果使用した資金は59,513千円(前事業年度は93,287千円の使用)となりまし た。支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出20,648千円、敷金及び保証金の差入による支出20,381千円 等であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度における財務活動の結果得られた資金は1,172,389千円(前事業年度は3,298,285千円の獲得)とな りました。収入の主な内訳は、株式の発行による収入816,419千円、長期借入れによる収入600,000千円等であり ます。

 

第6期第2四半期連結累計期間(自 平成28年12月1日 至 平成29年5月31日)

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,879,971千円となり ました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。  

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果使用した資金は549,696千円となりました。収入の主な内訳は、前受収益の増加183,213千円であ り、支出の主な内訳は、税金等調整前四半期純損失の計上679,453千円等であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は23,202千円となりました。支出の主な内訳は、敷金及び保証金の差入による支出 16,442千円等であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は769,830千円となりました。収入の主な内訳は、長期借入れによる収入800,000 千円であります。

 

- 14 -

(19)

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。  

(2)受注状況

当社は受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。  

(3)販売実績

第5期事業年度及び第6期第2四半期連結累計期間の販売実績は次のとおりであります。

サービスの名称

第5期事業年度

(自 平成27年12月1日 至 平成28年11月30日)

第6期第2四半期連結累計期間

(自 平成28年12月1日 至 平成29年5月31日) 金額(千円) 前年同期比(%) 金額(千円)

PFMサービス 794,227 313.7 573,126

MFクラウドサービス 736,146 394.9 626,721

その他 11,804 557.2 2,979

合計 1,542,178 349.1 1,202,827

(注)1.当社グループの事業セグメントは、プラットフォームサービス事業の単一セグメントであるため、サービス 別の販売実績を記載しております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。  

(20)

その上で当社グループは現在対処すべき課題として以下の点に取り組んでおります。  

(1)競争優位性の確保について (ア)サービスの普及拡大

当社グループの顧客基盤は、当社グループが提供するサービスである自動家計簿アプリ、クラウドサービス 業界の持つ潜在市場の大きさに比べ、普及度合いは十分ではありません。今後は営業や広報活動を通じたサー ビスの知名度向上、積極的な国内顧客層拡大に努めてまいります。知名度の向上、顧客層の拡大については、 費用対効果を検討した上での積極的な広告・広報活動を推進する方針であります。

 

(イ)商品力の強化

インターネット業界においては常に技術革新が起こっており、機能優位性及び価格競争力を維持することは 容易ではありません。顧客の満足度を継続的に高めていくために、当社グループは今後も顧客の声を広く収集 しその要望と仕様を入念に吟味しながら、各機能及びユーザビリティの向上した商品を、スピード感を持って リリースしてまいります。

 

(ウ)技術部門の陣容の強化

当社グループのサービスは高度な安全性や処理能力などが常に求められますが、それらを実現するための高 い技術力を継続して持ち続けることは容易ではありません。当社グループは、コア技術を独自開発することを 基本方針として、技術部門の陣容を強化することにより、持続可能な高品質サービスの実現を図ってまいりま す。

 

(エ)自立的運営体制の充実

当社グループのサービスでは、販売、サポート及び開発という組織のコア機能を外部に委託することなく、 自立的運営体制を構築し、維持することが競争優位性を確保する上で重要であると認識しております。しかし ながら、自立的運営体制を継続的に維持することは容易ではありません。当社グループは引き続き、スキルの 高い人材の継続的な採用・育成により自立的運営体制の充実強化を行い、知識の集約と活用を図ってまいりま す。

 

(オ)情報管理体制のさらなる強化

当社グループが提供するサービスにおいては、顧客のお金に関する様々な情報を多く預かっており、その情 報管理を継続的に強化していくことが重要であると考えております。現在、個人情報保護方針及び社内規程に 基づき管理を徹底しておりますが、今後も社内教育・研修の実施やシステムの整備などを継続して行ってまい ります。

 

(カ)営業力の強化

当社グループは、当社グループの事業の拡大のため、金融機関、広告掲載企業及び広告代理店(PFMサービ ス)、企業への直接販売並びに会計事務所及び代理店等(MFクラウドサービス)に対する営業活動を行ってお ります。

当社グループは小規模組織であることから営業部門も少数精鋭の体制で運営しておりますが、事業規模拡大 に伴い、受注の獲得機会が増加することが予想されることから、営業及び顧客サポート体制の強化に注力する 方針であります。具体的には、PFMサービス及びMFクラウドサービスに関わる営業人員、サポート人員の増強 のほか、全国の主要都市で支店を開設し、各拠点にて、即戦力となる人員採用を行い、全国の会計事務所及び 金融機関との連携強化を図ってまいります。

 

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(21)

(キ)新たな付加価値を生むためのビッグデータの蓄積・解析体制の強化

ユーザーのビッグデータは、日々データベースに蓄積されていきます。当社グループでは、ユーザーに更な る付加価値を提供するために、それらのビッグデータに基づき、より高度なデータ活用やデータ活用による独 自サービスの開発を行っていく必要があると考えております。そのため、ビッグデータを独自に解析していく ための体制構築に取り組んでまいります。

 

(ク)事業パートナーとの提携の強化によるエコシステムの構築

当社グループでは、全国の金融機関、会計事務所、事業会社、商工会議所を事業パートナーと位置付けてお ります。今後も、既存の事業パートナーとの提携の強化、新たな事業パートナーの拡大によって、双方にメリ ットのある取り組みを進め、強固なエコシステムの構築を目指してまいります。

 

(ケ)様々なFintechサービスにおける情報レイヤーとしてのポジショニングの確保

当社グループでは、当社が提供するPFMサービス(家計簿ソフト機能)、MFクラウドサービス(クラウド会 計、経営判断情報提供、業務自動化等の機能)などのサービスは、Fintechサービスにおいて情報レイヤーと 呼ばれる、ユーザーのお金に関する情報を正確に集約、蓄積することを可能にできる機能を有することから、 将来的には決済、課金、取引所、融資、投資、不動産取引といった金融に関連する利用者の行動の起点、すな わちユーザーインターフェースになりうるものと考えております。既に実現している例といたしましては、

『MFクラウド経費』において、銀行が提供する更新系APIを活用することで、ユーザーによる銀行への振込依 頼をワンクリックで完結できる機能を提供しております。今後も、サービス利用者の拡大並びに外部サービス との連携の拡大を進めることで、情報レイヤーとしてのポジショニングを確立してまいります。同時に、情報 レイヤーを支える本人認証、セキュリティ、不正防止といった機能の確立並びに強化にも努めてまいります。

 

(2)人材の確保・育成について

前項の競争優位性を確保、保全しながら持続的に発展するために、優秀な人材を数多く確保・育成すること は当社グループの事業展開を図る上で重要であると認識しており、特にサービス利便性及び機能の向上のため には優秀なエンジニアの継続的な採用が課題であると認識しております。また、サービスの販売を担当する営 業担当者についても収益基盤の強化とあわせて適時に採用を行ってまいります。

これらの課題に対処するために、当社グループは、知名度の向上、教育・研修の拡充、採用活動の柔軟化に よる適時な人材の確保・育成に努めてまいります。

 

(3)内部管理体制の強化について

当社グループは創業間もなく、内部管理体制も小規模なものになっております。一方、今後もより一層かつ 急速な事業拡大を見込んでおり、求められる機能も急速に拡大しております。財務、人事、広報、法務等、そ れぞれの分野でコア人材となりうる高い専門性や豊富な経験を有している人材を採用するとともに、更なる内 部管理体制の強化を図ることで、より一層のコーポレート・ガバナンスの充実に努めてまいります。

 

(4)新規事業立ち上げについて

急速な進化、拡大を続けているFintech業界において、当社グループが企業価値を向上させ、高い成長を継 続させていくためには、事業規模の拡大と収益源の多様化を図っていくことが必要と認識しております。その ためには、積極的な新規事業の立ち上げが課題と認識しております。このような環境下において、当社グルー プは請求代行及び売掛金回収などの新たなサービス展開を随時開始しており、今後も次の柱となるビジネスの 創出に積極的に挑戦してまいります。

 

(注1)クロスセル

サービスを利用している顧客に対して、別のサービスや機能の追加利用を促進し、販売することをいいま す。

(注2)アップセル

サービスを利用している顧客に対して、より単価の高い上位機能を有するサービスの利用を促進し、販売す ることをいいます。

(注3)ARPU

「Average Revenue Per User」の略称で、1ユーザーあたりの平均売上金額をいいます。  

(22)

 

(1)インターネット関連市場について

当社グループはプラットフォームサービス事業を主力事業としておりますが、当社グループ事業の発展のた めには、インターネット利用者数の増加や関連市場の拡大が必要であると考えております。また、平成28年3 月末において、携帯電話端末契約台数に占めるスマートフォンの割合が59.9%と前年の54.1%、前々年の 47.1%から継続的に上昇しており、2018年度には1億件に達する見通しとなっております(株式会社MM総研の 平成28年11月発表資料より)。

しかしながら、当社グループが事業環境の変化に適切に対応できなかった場合、または、新たな法的規制の 導入等の予期せぬ原因によりインターネット関連市場の成長が鈍化した場合、当社グループの業績に影響を及 ぼす可能性があります。

 

(2)クラウド市場の動向について

当社グループが事業を展開しているクラウド市場は、「クラウドファースト」という言葉が浸透しつつあ り、2015年度におけるクラウドサービス市場全体の規模は対前年度比33.7%増の1兆108億円となり、2020年 度には3兆円を超えると予想される(株式会社MM総研の平成28年12月発表資料より)など、急速な成長を続け ております。当社グループは、今後もこの成長傾向は継続するものと見込んでおり、クラウド関連サービスを 多角的に展開する計画であります。

しかしながら、今後、国内外の経済情勢や景気動向等の理由によりクラウド市場の成長が鈍化するような場 合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)アカウントアグリゲーションについて

当社グループの事業は金融機関等のインターネット上の口座と自動連携するアカウントアグリゲーション技 術によって成り立っております。当社グループのアカウントアグリゲーション技術は、一般社団法人全国銀行 協会が公表している「アカウントアグリゲーション・サービスに関する基本的な考え方」において記載されて いる留意すべき事項に配慮しつつ運用されておりますが、形態としては、顧客から直接金融機関等の口座情報 等にアクセスする権利の付与を受ける形となっております。したがいまして、金融機関等が当社グループサー ビス経由での口座情報へのアクセスを拒絶した場合、情報の取得ができなくなる恐れがあります。

当社グループにおいては、金融機関等のシステムへの負荷を最小限とできるよう配慮したシステム設計を行 っており、また一部の金融機関等からは、当社グループの接続元IPアドレスを開示する等の特別なアクセスの 許可を得ている他、金融機関等からの照会にも迅速に対応することで、金融機関等とは良好な関係を維持して おりますが、何らかの事象により金融機関等が当社グループサービス経由での口座情報へのアクセスを拒絶し た場合、金融機関等の情報の取得ができなくなる結果、PFMサービス及びMFクラウドサービスの一部機能の提 供が困難になり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)四半期毎の業績の変動について

当社グループは、定期的に「お金のEXPO」「MFクラウドExpo」等の大規模なイベントを開催しております。 なお、イベントの開催時期は年によって異なる可能性があります。また、『マネーフォワードfor○○』等の 法人顧客向け新規サービスリリースに伴い一時的な売上が発生することがあります。そのため、当社の売上高 成長は、年間を通じて平準化されずに、四半期決算の業績が著しく変動する可能性があります。

なお、平成27年11月期、平成28年11月期及び平成29年11月期第1及び第2四半期連結会計期間における売上 高及び営業損益は次の通りであります。

 

- 18 -

(23)

(平成27年11月期)

(単位:千円)

 

第1四半期会計期間 (自 平成26年12月1日  至 平成27年2月28日)

第2四半期会計期間 (自 平成27年3月1日  至 平成27年5月31日)

第3四半期会計期間 (自 平成27年6月1日  至 平成27年8月31日)

第4四半期会計期間 (自 平成27年9月1日  至 平成27年11月30日)

事業年度 (自 平成26年12月1日  至 平成27年11月30日)

PFM サービス

34,526 49,138 60,308 ※2 109,196 253,169 MFクラウド

サービス

22,558 ※1 52,044 50,859 60,949 186,412

その他 ※3 300 0 0 1,817 2,118

売上高合計 57,386 101,183 111,168 171,963 441,700

営業損失(△) △172,746 ※4 △218,566 ※5 △363,997 ※5 △365,020 △1,120,330

※1 MFクラウドサービスに「MFクラウドExpo」の売上高が含まれております。 2 PFMサービスに「お金のEXPO」の売上高が含まれております。

3 講演料及び寄稿料等の売上高であります。

4 新規採用に伴う人件費の増加等により営業損失が増加しております。

5 新規採用に伴う人件費の増加及び広告宣伝費の増加等により営業損失が増加しております。  

(平成28年11月期)

(単位:千円)

 

第1四半期会計期間 (自 平成27年12月1日  至 平成28年2月29日)

第2四半期会計期間 (自 平成28年3月1日  至 平成28年5月31日)

第3四半期会計期間 (自 平成28年6月1日  至 平成28年8月31日)

第4四半期会計期間 (自 平成28年9月1日  至 平成28年11月30日)

事業年度 (自 平成27年12月1日  至 平成28年11月30日) PFM

サービス

127,738 174,704 193,450 ※2 298,334 794,227 MFクラウド

サービス

105,327 ※1 167,839 220,640 242,339 736,146 その他 ※3 1,225 4,189 3,864 2,524 11,804 売上高合計 234,291 346,732 417,955 543,199 1,542,178 営業損失(△) △188,654 △149,694 ※4 △257,938 ※4 △280,250 △876,538

※1 MFクラウドサービスに「MFクラウドExpo」の売上高が含まれております。 2 PFMサービスに「お金のEXPO」の売上高が含まれております。

3 講演料及び寄稿料等の売上高であります。

4 新規採用に伴う人件費の増加及び広告宣伝費の増加等により営業損失が増加しております。  

(平成29年11月期)

(単位:千円)

 

第1四半期連結会計期間 (自 平成28年12月1日  至 平成29年2月28日)

第2四半期連結会計期間 (自 平成29年3月1日  至 平成29年5月31日) PFM

サービス

236,874 336,251 MFクラウド

サービス

271,669 355,052 その他 ※1 1,734 1,244 売上高合計 510,278 692,549 営業損失(△) ※2 △562,121 △113,517

※1 講演料及び寄稿料等の売上高であります。

2 新規採用に伴う人件費の増加及び広告宣伝費の増加等により営業損失が増加しております。  

(24)

当社グループが提供するプラットフォームサービス事業は、開発人員及び営業人員の採用、広告宣伝活動 等の先行投資を必要とする事業であり、結果として当社は創業以来営業赤字を継続して計上しております。 今後も「すべての人の、『お金のプラットフォーム』になる。」というビジョンのもと、より多くの顧客の 獲得をめざし、営業や開発などにおける優秀な人材の採用・育成を計画的に行うとともに、知名度と信頼度 の向上のための広報・PR活動、ユーザー獲得のためのマーケティングコスト投下などを効果的に進め、売上 高拡大及び収益性の向上に向けた取り組みを行っていく方針であります。しかしながら、想定どおりの採 用・育成が進まない場合、マーケティングPR等活動の効果が得られない場合等には、当社グループの事業及 び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

②社歴が浅いことについて

当社は平成24年5月に設立されており、設立後の経過期間は5年程度と社歴の浅い会社であります。した がって、当社グループの過年度の経営成績は期間業績比較を行うための十分な材料とはならず、過年度の 業績のみでは今後の業績を判断する情報としては不十分な可能性があります。

 

③広告宣伝活動により想定通りユーザー数が増加しない可能性について

当社グループの事業にとってユーザー数の増加は非常に重要な要素であり、テレビCM、インターネットで のプロモーション等を用いた広告宣伝活動を積極的に実施しユーザー数の増加を図っております。広告宣伝 活動については、PFMサービスとMFクラウドサービスのいずれにおいても、ユーザー獲得効率を勘案の上、 都度、最適な施策を実施しておりますが、必ずしも当社グループの想定通りに推移するとは限りません。 また、当社グループはPFMサービスのユーザー数拡大及びサービスの認知度向上を目的として、平成27年 11月期及び平成29年11月期においてテレビCMを実施し、MFクラウドサービスについても、ユーザー数拡大 及びサービスの認知度向上を目的として、平成28年11月期においてテレビCMを実施いたしましたが、今後 の広告宣伝活動の方針によってはテレビCMを実施しない可能性があります。

これらの要因により、PFMサービス又はMFクラウドサービスのユーザー獲得が計画どおりに推移しない場 合、当社グループの事業及び業績に影響が及ぶ可能性があります。

 

④PFMサービスの事業運営において業績に影響を与えうる要因について

プレミアム課金収入について、ユーザー数の増加が計画通りに推移しない場合、或いはプレミアムサービ スに係る課金率が想定どおりに増加しない場合、結果としてプレミアム課金収入が計画どおりに増加しない 可能性があります。メディア/広告収入においては、インターネット広告市場は市場拡大傾向にあり、当社 グループではメディアの媒体価値の向上を図っておりますが、企業の広告宣伝活動は景気動向の影響を受け る傾向があり、また、インターネット広告は今後も他の広告媒体との競争状態が継続していくと考えられる ことから、今後これらの状況に変化が生じた場合、結果としてメディア/広告収入が計画どおりに増加しな い可能性があります。BtoBtoC事業収入においては、サービス提供先の増加による売上の拡大を目指してま いりますが、新規のサービス提供先の獲得が計画どおりにいかない場合、或いは既存の金融機関等のサービ ス提供先との契約が解消された場合、BtoBtoC事業収入が計画どおりに増加しない可能性があります。これ らの要因により、PFMサービスの事業運営が計画どおりに推移しない場合、当社グループの事業及び業績に 影響が及ぶ可能性があります。

 

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参照

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